香港の老舗昔ながらのワゴン式飲茶『蓮香居』に行ってみた

グルメ
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先日、マカオ在住の心友が、香港に来てたので、久しぶりに飲茶をした。

上環のマカオフェリーに近いこともあって、老舗『蓮香樓』の姉妹店である「蓮香居」に行ってみた。

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2階は10%サービスチャージなし

実はこの姉妹店、2009年にオープンしたのだが、後継人の一人が本店に断わりもなく、姉妹店を名乗りオープンしてしまったそうである。 

なので、なにかと、ひと騒動あったようだが、最終的には認められて姉妹店として営業している。

さて、僕らも最初どっちのお店に行くか迷ったのだが、姉妹店に行くことにした。

  入口を入ると、一階は、お持ち帰りカウンターになっていて、月餅やらクッキーやらお茶などが置いてある。

ちなみに、今や定番の蓮の実餡(蓮蓉)は、本店の蓮香樓が発祥なのだそうである。

レストランは、2階と3階にある。

2階は、リーズナブルなのか、10%のサービスチャージがなく、3階はチャージがあるそうだ。

僕らが行った時は、まだ、お昼前なのに2階はほとんど満席だったので、3階で食べることにした。

3階は、どちらかというと常連客が多いように感じる。

2階とはちょっと雰囲気が違う。

2階のほうが、観光客が多いような感じだ。  

席に着いて、先ずは食器類を洗う。

お茶は、普洱茶(プーアル茶)を頼んだ。

後で気づいたのだが、ここのお茶は質が良いようだ。

お湯を足しても、なかなか薄くならない。

僕が普段行ってるようなお店のお茶は、お湯を足していくと、だんだんと薄くなっていってしまう。

だが、ここのは一定していて味も良い。

   

 

お茶の置いてある、サイドテーブル。

お湯もポットではなく、やかんだ。  

昔ながらのワゴンで點心

さっそく、點心を頂くことにした

點心は、昔ながらのワゴンで運ばれて来て注文だ。


この日は、平日ということもあって、お昼過ぎになると、サラリーマン風の人が多くなってきた。

僕らの席にも、男性一人が相席になった。

ふと気がつくと、相席になった男性のお茶が、昔ながらのスタイルで出ている。

湯呑みに直接お茶っ葉を入れて飲む、あのお茶である。
フタをズラして、うまく飲まないと、お茶といっしょに葉っぱが口の中に入ってしまう。

 この男性、かなり常連さんらしく、何も言わずにこのお茶が出てきたようだ。

そして、點心も食べずランチのご飯物を頼んで、それをササッと食べてサッと帰ってしまった。
ホント、お昼ご飯を食べに来たって感じだ。

そんな、忙しそうなサラリーマンを横目に、僕らは點心を堪能した。

 定番の蝦餃(ハーガウ)↓

↓定番の叉焼包

↓潮州スタイルの粉果

薑蔥牛柏葉(キョンチョン・アウパアーイップ)。
日本語だとセンマイって言うのかな。生姜と葱とニンニク味。↓

  

これ、何だったかな?ちょっと忘れちゃったけど、確か野菜とか肉とか入ってる蝦餃。↓↓

  

棉花雞(ミンファーガイ)。湯葉に包まれている中身は、鶏肉とか椎茸、ソーセージなど。↓

  

叉燒腸粉。

  

咖哩魷魚。

飲茶マナーその1

皆さんご存知のように、急須にお湯を足してもらうのに、こんなふうにフタを開けて置いておくと、お店の人が気づいてお湯を注いでくれますよね。

でも、この時は忙しかったのか、なかなか入れてくれなかったので、担当のおじさんに催促した。

すると、、、

「フタを開けとけばわかるから、いちいち言わなくてもいいよ!」

と、怒られてしまった。
気の小さい僕は、即座に謝った。
どうやら、おじさんのプライドを傷つけてしまったようだ。
さすが、老舗のお店はちょっと違う。

飲茶マナーその2

そして、またまた、おじさんに怒られてしまった。(^◇^;)

取り皿として使っている、あのお椀。
汚れてくるので、お椀の中のものを出してキレイにしたいが、其れを空ける適当な器がない。

隣りの空席に、セッティングしてある器があったので、ひとまず、其れを使わせていただいた。

すると、おじさん曰く、

「セッティングしてあるのを、使っちゃダメだよ!其れを使うと、3人と見られて、お茶代も3人分チャージされちゃうよ!」

と、口調は怒ってるようだが、親切に教えてくれた。

実は、よく見ると、テーブルの下が棚になっていて、そこに、ゴミ捨て用の器が置いてあった。
本来なら、これを使うのだろう。

  

幸い今回は、僕らも知らなかったという事で、チャージは無かった。
そう、以外と優しいおじさんなのであった。

なにかと“しきたり”があるのだなあと、香港在住20数年になるが、まだまだ、知らないことが、いい〜〜〜っぱいある僕であった。

あとがき

最近、飲茶で、こういった點心をワゴンで運ぶスタイルが、めっきり少なくなった。
移り変わりの激しい香港だが、古き良きものが無くなるのはちょっと、さみしい限りである。

どこの国でも、そうなのだろうが、香港は、いつまで香港であって欲しいと思うのは、僕だけなのだろうか?

お店は、いつの間にか満席になり、ワイワイ、ガヤガヤの、”これぞ香港!”という雰囲気に包まれ、皆んなほとんど、叫びながら会話をしている。そんな、賑やかなお店を僕らはあとにした。

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コメント

  1. 月餅M より:

    你好(ネイホウ)。はじめまして。
    旅とグルメが大好きな、月餅Mと申します。
    ブログ村からまいりました。

    旅が好きで、あちこち放浪しておりますが、
    香港は特に大好きで年に3~4度くらい行きます♪
    蓮香居、大好きです。
    蓮香樓より落ち着いた雰囲気が好きだったりします。
    どの写真も素敵で、見てたらすぐにでも香港へ飛んで行きたくなってしまいました!

    また遊びにまいります。
    請多多指教!

  2. 你好。はじめまして。コメントありがとうございます。また、ブログを読んでいただき、ありがとうございます。
    蓮香樓は、まだ行ったことないので機会あったら行こうと思ってます。
    私も、香港が大好きで、また、戻ってきてしまいました。
    つたないブログではございますが、今後とも、よろしくお願いします。
    請多多指教m(_ _)m

    ホンコン・トミィ

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