九龍半島の郊外、新界(ニューテリトリー)の沙田(シャーティン)に香港文化博物館はあります。
そこでは、いろんな藝術や文化的なものが展示されています。
なかでも、今、特にメインなものが、2013年7月20日から始まって、※2018年7月20日まで開催されているブルースリー展です。
コロナ禍の影響で休館していたこともあり、
ブルースリー展は2026年まで延長されました!
ちなみに、この7月20日は彼の命日にあたります。
ということで、世界的にファンが多く大人気のブルース・リー展に行ってみました!
※【注意】
香港文化博物館は、4月21日から再開いたしましたが、コロナ禍対策のため、入場制限をしております。
入場の際には、香港政府の規定により『安心出行』のQRコードにスキャンしてから入場をお願いします。
チケットを購入して展示場へ
入口の手前では、大きなブルースリーの銅像が迎えてくれます。
↓夜はこんな感じ
正面入口 から入って、左手にチケットカウンターがあります。
ここでチケットを購入。
入場券を購入したら、すぐうしろのエスカレーターの入口で、スタッフに券を見せて上の階の展示場に行けます。
ブルースリー展は、3階(2樓)になります。
展示は、残念ながら、一切、撮影禁止になっているのですが、
彼が生まれてから亡くなるまで、生涯に渡ってのいろんな物が展示されています。
私は、それまで知らなかったのですが、彼は、アメリカのサンフランシスコで生まれているんですね。
その出生証明書も展示されてたりします。
美國公民出埠回國證書申請書 (複製本)
1941年3月
美國三藩市國立檔案館提供
そして、生後数ヶ月で、サンフランシスコで製作された「金門女」という映画にも出演しているんですね。
この時から、彼の映画スターへの道のりは始まっていたのですね。
踊るブルース・リー
戦後再開された、香港映画の製作。
1940年代後半から1950年代の後半にかけて、彼は数多くの映画に出演しています。
この頃は、まだ、私が知るあの“ブルースリー・ドラゴン” ではないです。
電影《細路祥》劇照
1950年
香港電影資料館藏品
そのなかで、なんと、あのブルース・リーがダンスを踊っている映画があるんですね!
ファンの方なら、御存知なのだろうけど、カンフーのイメージしかない私には驚きです。
小龍跳查查舞的舞姿1950年李小龍基金會提供
画像は香港文化博物館サイトより
展示場にも、小さなレトロなテレビが置いてあって、そのブラウン管の中では、彼が踊っているシーンを流しています。
『甜姐兒』(1957年)と『人海孤鴻』(1958年)という映画です。
試しにYouTubeで探してみたら、ブルースリーの昔の映画が意外に幾つかあって、踊ってるシーンの映像もありました。
その他の展示、渡米後、ドラゴンシリーズ
彼は18歳の時に単身渡米しているのだが、大学も、専門学校を経てアメリカの大学に通っています。
その時の成績表や、卒業証書なども展示してある。
その他、アメリカで大ヒットしたテレビドラマ、『グリーン・ホーネット』の写真とかも展示している。
そして、ドラゴン・シリーズの映画に使われた衣装や、映画のワンシーンを再現した舞台セットとか、トレーニングに使ったサンドバッグとやグローブ、筋トレマシーンなども展示されている。
展示場の外の入口近くには、個人のコレクターから提供された物も、こじんまりと展示されている。
ちょうど、エスカレーターの真上に位置する所です。
ここでは、ブルース・リーのフィギュアや映画撮影の様子の写真や、漫画のブルース・リー作品とか、ホント貴重な物ばかりだ。
こんな感じに、ブルース・リー・ファンには、たまらない展示になっています。
ブルー・スリーの師匠『葉問』
彼が13歳で弟子入りし、彼のカンフーの基礎となった詠春拳(ウェン・チョン・キュン)の葉問(イップ・マン)。
映画にもなって、香港では大ヒットしました。
『イップ・マン序章』(香港では葉問パート1)は、戦時中で、日本占領下の中国佛山が舞台。
当然、映画の中の日本軍人はあまりいいイメージではないですね。
興味深いのが、その日本人将軍役に池内博之が演じていることです。
そして、その将軍は空手の達人という設定で、詠春拳のイップ・マンと試合をすることになる。
◎イップ・マン序章(香港では「葉問1」)
『イップ・マン』(香港では葉問パート2)では、イギリス統治下の香港が舞台で、ボクシングのチャンピオンであるイギリス人と対決することになる。
◎イップ・マン(香港では「葉問2」)
『イップ・マン 継承』(香港では葉問3)
時代は1959年、好景気に沸く香港でのストーリー。あの元ボクサーマイク・タイソンと対決します!
あとがき
今回は、香港文化博物館で開催されている世界でも大人気の、ブールース・リー展をご紹介しました。
香港では珍しく、展示が撮影禁止になってるので、写真は載せられませんでしたが、コレクターから提供された貴重なものもたくさん展示されています。
ブルース・リーの師匠、葉問の映画では、権力に対しての怒りと、それに立ち向かうという、権力との闘争が描かれているように感じます。
ブルース・リーのドラゴンシリーズの映画も、「その権力に立ち向かう」というのが描かれているように感じるのは私だけではないと思います。
イップ・マンの心と技は、間違いなくブルース・リーに受け継がれたのではないでしょうか。
香港文化博物館
住所 :香港新界沙田文林路一號
電話 :(852)2180 8188
開館時間
- 月・水〜金 : 10時〜18時
- 土、日、祝日:10時〜19時
- クリスマス・イヴ及び農暦新年:10時〜17時
- 休館日 : 火曜日(祝日を除く)、農暦新年初一・初二
※チケット購入は閉館30分前で締切。
香港文化博物館は、4月21日から再開いたしましたが、コロナ禍対策のため、入場制限をしております。
入場の際には、香港政府の規定により『安心出行』のQRコードにスキャンしてから入場をお願いします。
入場料
- 成人:$10
- 20人以上団体:$7
- 全日制学生・身障者・60歳以上:$5
- 水曜日:無料
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